ルイージの小説外伝 第六話
第六話:セルヴィとシルヴィと
「でっペルルさん?次の依頼はなんなんですか?」
「シルヴィの事でね♪実はシルヴィは今狙われててさぁ…だからちょっとこれからもシルヴィを守って欲しいんだよ♪」
「私こんな緑の弱虫に守って貰わなくても一人で大丈夫なんだけど?」
誰かこの子の毒舌を治してください…。
「ってこの子言ってるけど…?」
「シルヴィ…頼むから言う事聞いてくれよ…危険なんだ…あんたをあの女王に奪われるわけにはいかない…!」
女王…?
「へぇ〜あんた達はなから裏切ろうとしていたんだぁ…♪」
「っ!?お前っ!!」
屋敷の入口から大人っぽい女性の声が聞こえた。セルヴィがそれに反応する。
「ウシャシャッ!やっぱりばれてたかw」
「笑い事じゃねーよどうすんだペルル!?」
…あれ?今聞いた事あるような言葉が聞こえたぞ?
「セルヴィちゃんもシロちゃんも…これはちょっと体罰に値するわよねん?」
そう言って入口の女は背中についていたらしい大きな斧を取り出した。
「セルヴィ!ペルル!どういう事だ!?」
「悪りぃが説明してる暇はねぇ!!」
「とりあえず戦闘準備しようねぇ♪」
「はぁ…めんどくさい…」
「行くわよん!!」
そう言って女が手をかざして無数の幽霊を召喚してきた、一瞬にして僕の顔は青ざめた。
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「こんな所に…古びた御屋敷…?ここに…人が?」
私は木の上に居た影を追い掛け、こんな屋敷まで来てしまった。
「入ってみれば分かるかな…?」
そうやって扉に手を掛けると中から刃と刃がぶつかる音がした。驚いて鍵穴から中の様子を見ると、シルヴィらしき人が女性と戦っていた。女性は斧を、シルヴィは右腕を大剣に変えてぶつけ合っている。ルイージは女性が召喚したであろう無数の幽霊を相手にちょっと逃げ腰になっていて、知らない男の人とこちらも知らない真っ白な男の人はその無数の幽霊相手に戦っていた。その光景を唖然と見ているといきなり後ろから肩を叩かれた………
〜続く〜
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バトルモード!!今更だけどバトルシーンって書きにくいね♪えっ?そんな事ない?……あそう?…まぁいいや♪
塗ってみた(絵は私じゃないっす)↓
ではまた会いましょう( ´ ▽ ` )ノ