ルイージの小説外伝 第十一話
第十一話:マリオ(?)とルイージとシルヴィと
「何で…兄さんが…?」
「何だよルイージ…嬉しくねぇのか?」
「いや嬉しいけど…!」
「どう…なってるの?」
「分からないニャ…でもマリオは…」
「今は居ないはずですわ」
そう…私も母や兄貴にに教わった事がある、この国には赤い配管工の英雄が居たと、今はもう居ないと。なのに何故『彼』が居る?何故?…答えは至極簡単だが、それを確認する手立てが無い。さてこの状況…ルイージとスピネルはどうするのだろう…どうせ気づいてないだろうからヒントぐらい与えた方が良いのだろうか?そういえば…ペルル…いやシロスケも人に化ける事が出来たわね……!成る程…そういう事か…ふふ♪
「ねぇ…兄貴?」
「どうした?」
「兄貴ってそういえば一度マリオに会ったのよね?」
「幾分前にな、それがどうかしたか?」
「へぇ…そぅ…ふぅん…成る程ぉ…♪」
「…?(怖っ!?)((汗」
なら何故『彼』は兄貴に話しかけない?それどころか挨拶も交わさない。何故か?理由は簡単だ。今私の目の前に居るのは…
「ニセモノだ」
「!!」
何故か全員こっちを向いた、あれ?私もしかして声に出してた?うわぁ…計画狂ったぁ…元より計画してないけど…しょうがない…サクッと暴くか。
「だって兄貴マリオに会った事あるんでしょ?」
「そうなのか…?」
「あぁ…まぁな?でもそれがどうした?顔を合わせた事がある程d「兄貴は黙っといて」…はい」
「なのに何故挨拶もしなければ話しもしないの?顔合わせあるなら分かるはずでしょ?」
「それだけで俺がニセモノだと?」
「…あともう一つ」
「?」
「何で貴方…目が薄緑なわけ?」
「!!!!」
皆気付いた様だ、遅い。『ニセモノ』はまだキョトンとした顔でしらばっくれる。
「それがどうかしたか?」
「ルイージ?『本物の彼』の目の色は?」
「…僕と同じ薄水色だ」
「つまり?」
「こいつは『ニセモノ』」
「大当たり」
「…ムキーっ!!!!何でばれたのよ!!??ありえない!!!」
「!!??」
「まさかの女…面白いわね」
「言ってる場合かっ!」
「いてっ…」
兄貴に頭はたかれた…後で成敗しとこ。
「あーもーうざいわねそこの貧乳!!何でばらすのよ!?」
…ピクッ
「マジありえないっ!!こうなったらあんた達けちょんけちょんにしてあげるからっ!!!!」
『ニセモノ』の周りに白い煙が漂う。中からは二つくくりにリボンを付けた女の子が出て来た。
「マネーラっ!!??」
「お久しぶりねぇミスターL!!」
マネーラと呼ばれたそれは首を回して蜘蛛の様な形をする。
「そこの貧乳もあんたも全員ぶっ倒してやるんだk「二回も言ったな?」…は?」
「だぁかぁらぁ二回も貧乳つったなゴラァァァァァァァ!!??」
「!!??((汗」
「いーわよ?相手してやるわよ?怠慢で良いわよ?つか怠慢決定ね?さぁ殺りあいましょうよ??」
「えっ?何!?シルヴィ!?」
「あーあれだ、ほっとけ」
「ウシャシャシャシャwwww」
「「お嬢様ガチ怒りだぁ〜♪」」
「…怖い」
「女って怖いのニャ」
「ルーニャ?あたくし達も女ですわ」
「はぁ!?いい度胸じゃない!!怠慢してやるわよ!!!!」
「言ったわね?言ったわね!?よーし本気だそうじゃないのぉ!?」
「えぇいいわよ!?マネー攻撃っ!!」
「そんな攻撃屁でも無いわよ!!水上級『ウォーウェーブ』!!!!」
その時皆は思った、女(シルヴィとマネーラ限定)って…怖いなぁ…と。
〜続く〜