ヒゲと猫と二つの王国 3-1
何処に行ったんだ…姿をくらましているならともかくすけすけ状態なら…
『落ち着け』
「!…分かってるよ」
そうだ…落ち着け、僕…気配を感じるんだ…大丈夫…大丈夫!!
「ルイージ!後ろ!」
目の奥が熱い…
「ウルトラハンマー+ガツーンナグーリにゃっ!!!!」
目の奥ガ熱い…駄目だ頭ぼっーと…
「ルイージっ!!」
「止めにゃっ!!!!」
ガツンッッッ!!!!
「にゃっ!?」
「…おっそーい」
一瞬…俺はルーニャのハンマーを腕で受け止めて、ルーニャの鳩尾にグーを入れた。
「がっ!?」
「!!」
「あちゃ〜駄目だ…戦闘中断させよう」
「何で…?」
「ん〜率直に言うと…緑のPの中には一人の女悪魔が憑いてるのさ」
「!?」
マステラは緑のPの所まで走って緑のPの腕を締め上げた、緑のPは「いったいなぁ〜すぐ戻るから離してよ〜」ともがいたあとフッと意識が無くなった、その時私は緑のPの目の色が綺麗なライトグリーンからドス黒い赤色になっていたことが分かった。ルイージとルーニャはその様子をポカンと眺めていた。
「…にゃ?」
「…はっ?」
「はいはい終わり終わり!残念だけどここで親睦会は終わりだ、このまま戦闘を続けるわけには行かないよ、理由が聞きたい方はルイ君にどーぞ?僕から話す事はルイ君にブラコンのお兄さん二人に禁止されているからね、あっルーニャ!会社のソファ使わせてもらうよぉ〜」
そう言ってマステラは40cmもの差のある緑のPをお姫様抱っこして社内へかけていった…
「ル〜イ君?」
「ん…ふぁ…あれ?僕もしかしてやっちゃった?」
「やっちゃった」
「うわ〜ごめん…」
「いーよ!今はマリオ居ないしね…」
「い〜ね〜この世界は変態道化師が居ないし!」
「そういやこの世界ではディメーンは禁句らしーよ?」
「ざまぁww」
「あとマリオとか拉致監禁とか」
「…兄さんまで?…此処も中々大変な世界なんだねぇ…」
「ねぇ…」
続くぜ!