日刊小説バイバイ
週刊少年バイバイ 替え歌
『日刊小説バイバイ』
みんなの心掴むため
可愛い容姿をしてるの
皆の期待に答えるため
必死で戦っているの
戦闘したり恋したり
ライバルと手を組んでも
数週間後の未来に
打ち切りが決まっているんでしょう
流行りと廃りをかきわけて
僕は生まれてきたけど
批判をされたり
読み飛ばされたり
それでも立ち向かうのだろう?
早送りされる時間は
軽く捨てられる命は
物語を物語を終わらすためなの?
真っ黒な文字の羅列を
吐き出しながら
どんだけ皆に愛されたって
良くある記号の羅列だって
違う 違う 違う 違う 違う
違う 違う じゃん
生まれた意味を考えたって
知らない小説のキャラクターって
痛い 痛い 痛い 痛い 痛い
痛い 痛い 痛い 痛い 痛い
痛い 痛い
バイバイ
空回りをしたネームが
唇を乾かしてゆく
誰も見てない描写が
主文に重くのしかかる
特徴の無い捨てキャラが
黙ってこっちを見てる
文字数を保つ泥濘(ぬかるみ)に
足を取られて沈んでく
蜘蛛の子散った複線は
練りに練られた展開は
もういらないもういらない
必要ないけど
友情や努力や勝利はどこへ消えるの
量産された憧れだって
文字で殺す暴力だって
偉い 偉い 偉い 偉い 偉い
偉い 偉い じゃん
愛するあなたを守れたって
中途半端な結末だって
辛い 辛い 辛い 辛い 辛い
辛い 辛い 辛い 辛い 辛い
辛い 辛い
描かれるはずだった物語が
うごメモ最期の報せへ捻じ曲がる
冷ややかな声も
惜しまれる声も
低空飛行で消えてゆく
白黒のヒエラルキー
第一章から始めて
最後の章を迎えて
僕の旅が私の旅が
終わってしまうの
そして誰の記憶に
残るのでしょう 残るのだろう?
小説じゃ起こせる奇跡だって
ここでは笑い話だって
嫌い 嫌い 嫌い 嫌い 嫌い
嫌い 嫌い じゃん
嘘つきって叫んだって
良くある記号の羅列だって
違う 違う 違う 違う 違う
違う
自分が殺したキャラクターが
あなたの姿に良く似ていて
痛い 痛い 痛い 痛い 痛い
痛い 痛い 痛い 痛い 痛い
先生の次回作にご期待下さい
先生の次回作にご期待下さい
先生の次回作にご期待下さい
先生の次回作に