チビ・ゆきのルイージの小説外伝

ルイージの小説外伝の置き場

The moon is beautiful

夜中…俺は眠れなくてリビングでホットミルクを飲んでいた。目の前には同じく眠れないと起きている弟のルイージが居る。今日は冒険から帰ってきて疲れていたから早めに寝たのだが、その後俺は目が覚めてしまいそれから目を閉じるも眠れなくリビングに降りたらルイージが居たのだ。ルイージは俺を見てキョトンとしていた、だがすぐ俺が起きてしまい眠れなくなっていると理解しホットミルクを持ってきてくれた。何とも気の利く弟だ。暫くしてルイージから声をかけてきた。

「兄さん今日は冒険で疲れたろうに…」

「早めに寝過ぎたかな?起きちまったんだよ」

「ご飯食べて何時に寝たの?」

「七時」

「それは早すぎるよね?」

ルイージはぷっと吹き出し「早くても八時でしょ普通…」と言って窓の外を眺め始める。俺も一緒になって眺めていると、またルイージから声をかけられる。

「ねぇ、兄さん?」

「ん?」

「月が綺麗ですね♪」

笑顔でそう言われてキョトンとしてしまった。いや、確かに月は綺麗だけどわざわざ敬語で言うことか?

「…そう…だな?つか何で敬語?」

「…!?」

今度はルイージがキョトンとしてびっくりした表情をしている。一体なんなんだよ…?

「兄さん…もしかして知らないの?」

「はっ?何が?」

「あーその様子じゃガチで知らないみたいだね…いいよ、明日ググって調べて見なよ」

「『月が綺麗ですね』を?」

「うん」

「…分かった」

一体何なんだよ…?とりあえずその後は部屋に戻りそれぞれの部屋で寝た……

……次の日、俺は朝起きてすぐに自分専用のノーパソを開けた。ルイージに言われた事を調べる為だ。

「えーと…何々?…えっ何故に夏目漱石…?…『英語教師時代、生徒が「I love you」を「我君ヲ愛ス」と訳したときに、夏目漱石はかわりに「月が綺麗ですね」としなさい、といった話は有名である[要出典]。当時の婉曲的な日本人の恋愛観が見て取れる。』…はっ?えっ?ちょっ…つまり…っっっ!!??/////」

俺は顔を真っ赤に赤面してしまいそのあと暫くリビングにおりれなかった。





-リビングにて-

マステラ「…何かマリオが声にならない叫び声あげてたんだけどなんなの?めちゃ赤面してたんだけど?」

ルイージ「あっマステラおはよーえっと昨日の夜にちょっとねぇ」

マステラ「えっ何したのヤったの?ヤったn」

ルイージ「んなわけあるか自嘲しろ腐男子

マステラ「サーセン」

ルイージ「普通に月が綺麗ですねって言ったんだけど知らなかったみたいでね…多分調べたから赤面したんだと思うよ」

マステラ「うっわ何そのシチュ、ぷめぇ…」

ルーム「よくやるなぁお前…」

マステラ「ルーム!」

ルーム「んぁ?」

マステラ「月が…綺麗ですね☆」

ルーム「ぶふっっ!!??////」

ルイージ「ホモ充ぷめぇ…」



-end-


安定のルイマリです☆
pixivにも投稿したんですよ♪
今回は純粋なお二人です。
男友達に「今日月綺麗だね〜」とか言われて脳内にルイマリが再生されて書いたものです☆←←