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チビ・ゆきのルイージの小説外伝

ルイージの小説外伝の置き場

ルイージの小説外伝 2 第一章 第五話

☆月8日

「…ふぁ…もう朝なのか…今何時だ…」

珍しく眠そうな僕は時計を見て今がもう12時だということを知った。やばい、遅く起きすぎた…朝ご飯大丈夫かな…あれ?今日確か仕事どころかルーニャに犯人探しの協力頼まれていたような…


うわあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあ寝過ごしたあぁあぁあぁあぁ!!!!

僕は部屋の中で盛大に叫ぶといつの間にか部屋に入ってきていた兄さんに「うるせぇよアホ」と頭を叩かれた。痛い。

「…叩くのは酷くないかい…?」

「いつも俺が起きない時に最大級のサンダーハンド当ててくる奴が何を言うか」

それ僕じゃなくて別世界のルイージ!!

「どちらにせよお前だろ?」

正論ですね、じゃなくて。とりあえず僕は一番気になっていたことを聞く異にする。

「朝ご飯ってどうしたの?」

「あぁ、スピネルとテキトーに食べた。一応小料理なら出来るからな」

へぇ意外…この兄さん料理出来たんだ。僕の兄さんは出来たっけ?

「そんな事より大変だぞ?」

「えっ何?また死者が出たの?」

「あぁ、昨日よりも多くのキノピオが死んでる。今回は五人だ」

また…死者…しかも増えてる…。一体なんだよもう…はぁと息を付いた所で兄さんは言葉を発した。

「あともう一人」

あと…もう一人?

「…?誰だい?」

次の瞬間、兄さんは下を向いて衝撃的な言葉を発してきた。

ルーニャだ



えっ?

「ルー…ニャ…?」

「そうだ」

あの…ルーニャが?

「……だ…」

嘘だ…

「…え?」

「う…だ…」

そうなんだ、嘘なんだ…兄さんは嘘をついている…

ルイージ…?」

嘘だっっっ!!!!

ルイージっ!!」

僕は兄さんに肩を掴まれ押し倒される。兄さんは僕を見て辛そうな顔をすると僕に語りかけてきた。

「嘘じゃない…本当なんだよ…本当なんだ…ルーニャは死んでいた。俺、朝ご飯食べた後スピネルと一緒にルーニャの居る猫の手に行ったんだ。ほら、犯人探しの協力頼まれてたし?そしたら扉を開けた瞬間生臭い匂いがした、だから様子見の為にスピネルには入口の前に居てもらって俺だけ中に入ったんだ…。そしたら部屋でルーニャは死んでいた」

「…そ…な…」

ルイージ…」

僕は何も考えられなくなった、あのルーニャが死んだのだ。もしかしたらセキリュウやシロスケ、クッパはありえないかもだけどスピネルも…そして僕や兄さんもその殺人鬼に殺されるかもしれない。そんな恐怖が僕を支配した。兄さんの話によるとルーニャはハラワタから臓物を引き摺り出され穿られ貪られていて、更に首から上は無い状態だったそうだ。ハラワタの臓物はほとんど食い千切られていて、生首は何処を探しても見つからなかったらしい。聞いてるだけで吐き気がする。兄さんはルーニャの状態を淡々と言った後、さっきまで見当たらなかったスピネルはピーチ姫の所にいるという事を言った。

ルイージ…信じたくない気持ちも分かるが、そんな事を言ってる場合じゃねぇ…さっさと犯人探して引っ捕らえねぇと…」

「…」

分かってるんだ…そんな事、ルーニャだって僕の立場になれば今頃兄さんと犯人探しに没頭しているだろう。分かってる、分かってるんだ…でも、

「…ルイージ

「…」

ほんと僕は弱虫だなぁ…良く考えてみろよ、皆が殺されているのは夜中の内なのだから今外に出ても殺されるわけないだろ?…なのに何で動いてくれないんだよ。動けよ…おい…。

「あのな、ルイージ

「…」

「ピーチ姫の所へスピネルを送る時にクッパと会ったんだ」

「!!」

あっ…クッパに言ってない…兄さんが来ていること。

「心底びっくりしてたよ、『何でお前生きているんだ!?』ってねw」

そりゃあそうだろう、この世界の兄さんは居ないんだから。

「一応ピーチ姫とスピネルが説明してくれてさ、何とか納得してもらえたよ」

納得したんだクッパ。

「それで今後どうするかの話をしたんだが、クッパが犯人探しの協力をしてくれることになった」

「クッパがっ!?」

「そっ」

あのクッパが…犯人探しの協力!?

「理由は至極簡単だったよ、ピーチ姫を殺されたくないからだと」

「…」

なるほど納得しました。

「…意味分かるか?」

「…?」

「クッパは自分の大切な人が死んで欲しくないから、犯人探しをする事にしたんだよ」

「…!!」

大切な人が…死んで欲しくないから…

                  大切な人を守る為?

「俺はお前とスピネルを守る為に犯人探しをする。お前は?スピネルが居るだろ?お前の大切なスピネルに死んで欲しくないだろ?」

…スピネルが…死ぬ…

「絶対…嫌だ…」

「だろ?…ならやろうぜ?」

兄さんは手を差し伸べてきてくれた、僕はその手を掴み立ち上がる。

「…行こう」

「…うん」

犯人…必ず見つけてやる。





-夜中-

結局今日は犯人を見つけられず僕達は家へ帰ってきた、僕もいつも通り日記を付け布団に潜る。…明日は見つけられるかな…犯人…いや、絶対見つける。そう心に誓って僕は夢の中へ入った。

 窓の外から見られていた事なんて気づかずに

-続く-