チビ・ゆきのルイージの小説外伝

ルイージの小説外伝の置き場

ルイージの小説外伝 2 第一章 第一話

第一章:赤イ英雄ト緑ノ英雄

☆月5日

「んっ…いい天気だ」

そんな事を呟きながら僕は朝食を作っていた、今日は確か休日だし、スピネルとどっか遊びに行ってこようかな…あっやばっ火消さないと。

「きゃあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁ!!??」

「うわあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁ!!??」

火を消した瞬間聞き覚えのある女の子と男の叫び声が家中に響き渡る。

「どうしたスピネル!!??」

ダッシュでスピネルの部屋に行くとそこには驚くべき光景が広がっていた。

「おっおっお化けえぇえぇえぇ!?」

「んなわけあるかよこのどアホ!?立派に生きてるわ!?」

「だって死んでるでしょ!?」

「俺死んでねーし!?つかお前誰なんだよ!?」

「スピネル!!」

なんと目の前でスピネルと兄が喧嘩をしているではないかって兄?

「兄…さん…?」

「あれ?ルイージってそんなでかかったっけ?何か異様にでかくね?嫌味?つかここまさか別世界か?」

………話し方に違和感が半端ないな。今のを僕の知ってる兄さんで言うと、「あれ?ルイージってそんなに大きかったかい?凄く大きいね?もしかして嫌味かい?ていうかここはまさか別の世界なのかな?」になるはずだ…なのにこの兄さん…凄く口が悪い。

「僕の知ってる兄さんじゃない…」

「やっぱり」

目の前の兄さんは立ち上がると周りを見回しスピネルを見て、

「そうか…お前がチビ・ゆきと会ってループした…」

と言った、僕には意味が分からなかったがスピネルは理解出来たらしく、

「…あの天使を知ってるの?」

と答えている。…ループってどういうことだ?

「…詳しい事は下で説明すっか」

「…そうね」

とりあえず僕等はリビングへ降りる事になった…

-リビング-

「さて、まずは俺の事を話そうか?」

そう言って切り出したのは兄さん、慣れているらしくわかりやすい様教えてくれる。

「俺はそうだな…このキノコ王国の世界にパラレルワールドがあるとしよう、俺はそのパラレルワールドから来たんだ。だから多分この世界の俺とは違う一人称だったりするはずだ。んでさっき言ったチビちゃんはそのパラレルワールドを造り出した神様だ。…ここと違う所はまずルイージの背が俺の知ってるルイージよりもここのルイージの方がでかい、あとスピネルちゃんは居ない。パラレルワールドではこの家に住んでるのは俺とルイージマステラっていう魔法使いとルームっていう吸血鬼だ」

「…もうひとつある」

兄さんが淡々と説明しているとスピネルが声をかけてくる。そして…

「何だ?」

「この世界のマリオは…居ない

……言ったか…さて、兄さんの反応はいかほどか…?

「そっか、ここの世界の俺脆いんだな」

僕は思わず椅子から転げ落ちそうになった。脆いって…そういう問題じゃないだろ…。

「あっあと、俺がここに来てしまった理由はなんらかの理由でパラレルワールドとここの空間に歪みができてしまい飛ばされて来てしまったんだ、だから特に理由とかはないぜ。とりあえず俺の事はマリオって呼んでくれ、ルイージもだ、いいな?」

「…分かった」

「了解、…よし、今度はこっちの世界の話をしなきゃな」

ルイージ…嬉しそう」

スピネルの方を向いて言うとスピネルに上記を言われた…確かにちょっと興奮してたかもな…。

「あっ大丈夫だ、この世界の事は今知った」

「…今?」

マリオさん、いくらなんでも早すぎやしませんか?

「おぅ、とりあえず俺は何処に住めばいいんだ?」

「うちでいいんじゃないかな?」

「おっマジ?ありがと」

兄さんがニコリと微笑むとルイージが僕にしがみつき、

「…ルイージ…今日はキノコ鍋しようよ?マリオも居るし…」

と言ってきた、だけどスピネル、僕は誤魔化されないよ?目が輝いてるってことは君がただ単に食べたいだけだよね?

「おっキノコ鍋!?よっしゃっ!!」

まっ兄さんが喜んでるからいいか。

「じゃあ買い物行こうか、兄さんも変装してよ?」

「えっめんどくs「してよ?」分かってるよ…」

…僕と知ってる兄さんとあんま性格は変わってないのかもしれない。

-続く-